201911

 
■1229
お正月の話があるのを思い出したので忘れないうちに年末投稿しました。
初日の出
夏に書いたので、寒さの実感があまり思い出せなかったような。風になる青八木の話のほうが、気温感じたりしました。でもこの初日の出の話は、青八木が眠そうになっていることを目指していたので、ほこほこだったのかもしれません。

お題などで突発に書くと内容の記憶が薄いような気もするけど、でも一応タイトル見たら中身思い出すし、まだいけるなって感じ。物忘れ的な意味で。


■1225
クリスマスだ!
退院してきました。日常生活がリハビリになるので、よちよち歩きでしばらく生活します。ここからは生活習慣ががっつり影響してしまうから、やっぱり以前のように書くことは難しくなりそうではあるなあというのがちょっと気になりますが、今年本当何にも大してしてないから、まあそんなもんそんなもんって思ってます。

やっぱり十年前とか思うと、もちろん今より元気だったし回復も早かった。年取って色んなことを前より知って新しいこととか違う分野のこととか、おいしいとこかじって遊んでは、世界は知らないことだらけだ!とワクワクするものの、若さというのはかけがえのないものだなあって思うし、もっと年上の人からもまだ若い若い!って励まされるから、何かを諦めるのも早いってことで。

いい年齢だなと、思いもします。
よいお年を。メリクリ!


■1225
下のボートとかの話だけど、私はカップルの両方に“そう思ってしまう行き過ぎた誠実さ”みたいなのを“強欲”と言わせている。

お互いに真っ当に向き合おうとしたら、これは行き過ぎてるんじゃないかって遠慮を、同性であることで。やっぱりいくら開放的になってきた現在でも、人目を気にしてるんじゃなくて、お互いに将来を自分と結びつけてしまっては悪いんじゃないか?っていう、気遣いあう二人だからこそ、ちょっとの距離感があって、それが親友エンドであまりCPと思えないようになる要因でもあるのではとか。

色々思うんですけども、この距離感があっても『付き合う・付き合わない』は両方存在できるなあって思うのは、手嶋が青八木を頼ってる面があるからかろうじて。それと、青八木はいつでもそばにいると、何度でも言えちゃうんだろうって思ったらこれもまた。

私はくっついてもくっつかなくても、どちらでも素晴らしい関係を築くと思えて、二人を見るのが好きです。


■1210
下の記事は、書いてて途中で眠すぎたので、展開だけメモって途切れてます。

こないだ病院行ったら、入院するだの一週間後に来てだの言われて、痔なんですが。前回の婦人科入院よりも多めです。まだなあんにも説明受けてない。本当に入院できるのか。持ち物だけ教えてもらったので、遠足のしおりっぽくなってる。遠足です。

これねー家族が家にいたら、その場で入院して色々持ってきてもらうバージョンで、めっちゃウェルカムされてた。自分で用意しないといけないから帰ったら、ちょうど昨晩から歯が痛んできて。危なかった…。入院中だとやばかった。

ついでに探してた病院も見つけて行ってきて、喉・鼻の不具合を相談してきて。ここで駄目だったらもうお手上げ。何年もかかるという情報は見ていて、10年以上の人は見てないので、駄目だったらあと少し我慢すればいいかってところです。

勝手にごはんが出てくるので入院大好きなんですが、手術…なんも聞いてないな。直前かな。まあいいや。何種類かあるのは知ってる。


■1108
今日何もすることが無かった時に妄想してたんだけど、池でボートに乗ってて青八木がオールを漕いで、手嶋に方向を指示してもらう。ああーT2っぽいじゃんって思って、ボートデートかい?って思いながら楽しそうでいる手嶋は見えたのだけど、そんなに漕がなくていいって青八木を止める。

いっとき、停止した。ぐるりを見渡すとどこにも岸が見えない。水面から霧が薄く立ち込めて、ただ岸の境目が見えないだけかもしれないが、今さっきまで小さな池にいたんだ。
「なあ離れすぎたんじゃないか?」
そうか?と不思議そうな顔をしている。

そんな広くない池なんだし、岸が見えないのがおかしいと説明すると青八木は、「ここは池じゃない、うみだ」。
海に来たはずがない。少し傷んだ桟橋からボートに乗った。公園にある池で、水上から岸辺の散策をする類のあの池だったはずなのに。
「海じゃないだろう」
「じゃあ湖だ」
手嶋は首を傾げて青八木を覗き込む。
「どっちなんだ?」
「うみはうみだ。湖もうみだ」
「ああ、字が違うのか…。視界悪いし戻れない気がして気持ち悪いしさあ、来た道戻ろうぜ?」
青八木は静止したまま。オールの持ち手を押さえて膝の上に抱え込んでも、漕ぐつもりがない。
「戻んないの? じゃあお菓子食べる?」
青八木が頷いた。先程売店でいくつか袋菓子を買った。ちょっと懐かしいようなラインナップで、さすが古い公園だなと思った。
「食べながらの予定だったし、どうぞ」
「うん、いただきます」

霧は濃くなってきた気がする。
「大丈夫かなあ」
少々心配げにつぶやく手嶋を見て青八木はこっそり目をそらした。
「どした?」
ごまかすように乱雑に菓子を食べ始めたと思ったら、少し落ち込んだ風にうつむいて手を止めた。
「行こう、純太」
「あ、…ああ」

少し前、主将と副主将の任命後から、青八木は意識的に純太と名前呼びに変えた。最初はどうしたのかとからかうと、友達だからだ、と。
気恥ずかしさに手嶋は、どっちでも好きに呼んでくれていいと一言だけ触れた。
逆に名前呼びを要求はされず、まだ自分は青八木と呼んでいる。言い慣れていてなかなか急には変えられないし、呼んでとも言われていないのでどちらつかずのままだった。

ボートを漕ぎ出す青八木の、その運動を繰り返す姿をしばらく眺めていた。
霧だから、どこに進んでいるかはオールを手にしていない手嶋にはすでに把握ができなくなっていた。
ちゃぽ、バシャッと音がする。その裏にかすかにザザザと、まるでうまく選局できないラジオのような雑音が混じっていた。

「なんかの音してない?」
「水だろう」
「いや、ザーザーした雑音が──」
霧の切れ目に青空が見えた。岸ではなく。
「なあ、うみってなんだ?」
広い場所だ
池のはずなんだよな


ここへ来てしまったのは間違いかもしれないが
純太はまっすぐに進んで欲しい
この崖っぷちでも脚を止めないで
とてもしんぱいだ

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と、滝にボートが。

という夢オチなんだけど、俺は青八木にこんな風にずっとそばに居て欲しいって強欲に少し自己嫌悪するみたいな。