■『エイリアン』について設定などいろいろ 
『エイリアン退治』別窓リンク(青手・学校を舞台にしたエイリアン退治)

何度かメモ内では触れてるんですが、なにせ書きながら変な気分になった印象が強いです。

そもそもは、手嶋に「死ね」というセリフを言わせたいって思い、相手が人間じゃちょっと無理と思って人外にする時に、それを殺すとなると舞台設定が要るから、ふと思い出した『エイリアン9』。漫画は読んでなくてアニメを見たことあるんですが、学校内でエイリアン退治をする当番にあたった設定を持ってきました。

個人的印象では『ぼくらの』と似た雰囲気のアニメと思ってます。

で、書こうとした瞬間に、この裏で青八木が動いてるっていうのすごく感じました。次に、大型ロボに搭乗して戦う子供たちって、すごい精神的苦痛を伴うドラマが多いなと『ファフナー』なども思い出し、そんなら薬で麻痺させればいいじゃないかと思い、それでちょっとリズムをとって書くことにしました。ヤク中の頭って感じで。ヤク中なら「死ね」って言わせるのも戸惑いがないなって。

後はまあ書いてある通りなんですが、手嶋と青八木のお別れがあるのと、手嶋を守るために戦う青八木という所で、原作イメージにしたいなあと。世界観的には、原作世界より少し科学が進んでるけど、立ち位置はほとんど同じチャリ部入ってる二人です。そこにエイリアンが現れるようになった。

ヒーローは青八木、ヒロインが手嶋という構図のお話です。

薬はトンデモですが、精神薬などを飲んでる間の健忘がきれいに作用するという感じで、苦痛を麻痺できれば戦う辛さはないだろう→思い出せばトラウマになるから、その期間のことをほぼ忘れないといけない→退治当番にあたってる一年間は隔離されるし奪われる一年間になるだろう→誰かがこのシステムに異議を唱えないといけない→裁判

ってなってしまったんですね…。薬を使ったがために。

うーん、おかしいなと思いながら、なんでこんなの浮かんじゃったかなあって苦笑しながら、ずっと本編を書くまで抱えたお話でした。


『退治』では、青八木という謎の存在から保健室をメインに置いて、一年を終えて思い出すまで。
『エイリアン』では、忘れられるというお別れから、孤独な戦いの中で実は手嶋を頼って過ごした青八木が、後年あのころの自分たちを救うために進む道。


なぜエイリアンがやってくるか。宇宙船自体が上位生命体であり、サンプルの異星動物を運搬してるのが、地球の何らか飛ばしてる電波みたいなもんに引っかかって落ちてくる。それで異星動物たちで適応したものは繁殖し始めた。その駆除は世界中で研究されつつも、落ちてくる箇所って決まってるのでそこで防衛張るのが自衛隊。多く繁殖してしまう小型は各自治体に任されてる、みたいな。

生き物ですので、自己防衛のための武器をそれぞれ持ってるとして、それが退治する際に要注意な部分。よくアニメでもありますよね、敵の弱点を見つけて倒す。小型は虫のようなものだから有無をいわさず駆除できるけど、中型大型となるとその武器も様々で、単に自分を守るために攻撃してくるんですが、かといって放置して同居できる種ではない。外来種ですから、生態系を崩さないようヒトが駆除するしかない。

その為に子供らも犠牲になりますが、大人の都合で、教師がこれに対応し続けると精神がもたないだろう。駆除だから子供でもできることとし、それに従事させていたらやっぱり精神不安定になる子供が多く出て、薬を用いることになって数年経った頃って時期。


そのせいで起こる問題は、もっと後になって社会を騒がせます。
自治体の大人たちや教師たちは、いずれそうなる予想はついてました。様々意見交換しても、その問題の本質を提示しにくいやら、親に託すことはできないかと試行錯誤しても親というものは学校のことは学校でやってくれと、進んで参加はしてくれないもの。PTAとか役員会とかみたいな感じでw 子供に害があるなんて知ったら、当番制への異議申し立てが出るでしょうが、薬でコントロールできることに安心してるのが大半という設定。

焦りがあるのは、専ら自治体と教師だけ。というふうな大人側の設定があります。


で、『触手』
やあ……、まさかこれほど適した世界観になっていたとはw 書き始めた時変な気分がしてたのはこれのせいなのかなあって今は思いますが、いや何だか一度に浮かんだので頭が混乱してたのは確かです。ヤク中に適した頭になってたかもなあ…?

『退治』を書いてて洗脳タイプの奴が出てきた時に、あー!あー!って、せっかくの触手の機会を逃したのが惜しかったので、後で書きました。悔いはないですw

下敷きになった『カフェイン切れ』の話は、単にうちがコーヒー切らしてて頭痛がひどかったって背景があります。


なんで「死ね」って言わせたかったかって、殺意を持たせるのが性癖なんだと思います。なかなか、機会がないですが。