■『人魚教』について設定などいろいろ 
覚え書きとして関連してたこと色々書いておきます。
自分でも忘れちゃうし、思い出せることを今のうちに。


 
 最初の動機はコラテックが浮かんだから、ということでしたが、もっと根本的には人魚のイラストを見たからです。ああ、人魚も人外だなっていう認識でいて、その後いくつか手嶋が人魚であるというお話を読んだり見たりしたんですね。あれ、青八木じゃないんだな?っていう自分のイメージとの違いに驚いて、ほうほう、既にあるかもしれないけども、どうもだだカブリの話とかにはならなそうだ、童話パロ的なこともやってみたかったしと、青八木人魚っていうイメージをずっと置いてて、調べ物をしては思い出して当てはめたり、楽しんでた妄想の一つでした。
 
 アカシックレコードから神様のメモに繋げるのいいなとか思ってたり、青八木が乗ってるコラテック白いのって素敵だよなあ白いいよなあって思いつつ、コラテックを眺めてたら、チェーンステイ、フレームの中で後輪に繋がる下部の形が特徴的で、原作のを確かめはしてなかったんだけども、アニメのを見るとやはり曲がっている。その後、材質を調べてた時に、FRPでのカーパーツの自作レポートを思い出して、あっ作るの可能かもしれないっていう無茶な発想、しかし神様のメモなら…!
 
 とかいうようなとこから、人魚八木さんはコラテックもどきを自作することになりました。白をパールに担当してもらい、貝殻でできたコラテック、このフレーズがお気に入りというか、このお話はこれのために書きました。材料物性もSFに通じるもので好きです。海藻繊維を固めるのに貝の粉を使った感じです。他のパーツのことは聞かないでください…。ワイヤ、レバー、車輪、チェーンなど、限りなく削ぎ落とした道具としてのシンプルな構造美をロードには感じてます。葦木場が楽器みたいだっていうのすごく分かる。
 形がひと目でコラテックと分かるので、仲良くなる時に共感を出せると思いました。
 
 コラテックの為に人魚という種族や海中世界を漠然と設定し、神様のメモ使うんだから当然それって天使でしょと、エルシャダイから定番にしてるイメージを持ち込み、海中世界は設定が盛々になっていったんですが、あくまでバックボーンを確かにするためなので、書く時は要らないとこ全部省きました。
 
 例えば、海洋生物と人魚はどういう関係かっていうとこ。かろうじてサメに追われたなどという部分は入れたけど、魚やイルカなどと言葉が通じたりすることはないということです。ヒトより神に近くとも、単なる一種族なものですから、共通言語を持ちはしない。ヒトの亜種と思ってもいい。陸の人、海の人って感じ。進化過程で分かれてしまい、それは神のうっかりなんで神の加護を強く受けているというか。天使に近いけどいつかヒトと合流したいのはうっかりからの種族だからです。これは恋愛物にするためにした設定。
 まあ魚をペットにしたりはするかもしれない。
 世界各国の近くにある人魚の国は、近くの国の言葉を使うとかも。
 
 他にも、青八木という名前の由来は、人魚族は青の海に八本の柱を建てたという誇らしい神話が元で、壱岐の神話なんですけども島を縫い止めたというか留めておく柱で、お話の中では青八木の住んでる海中都市は八本の柱に囲まれていたという設定があっての苗字っていう、全然なんにも関係ない設定に見えるけど、「はじめ」と呼ばれるよりは誇らしい苗字の「青八木」で呼ばれたいというエピソード入れたいがためにした設定でしたが、ちょっと照れさせたらいらねえってことに。
 
 書かなくて済む不要な設定っていっぱいあるんで、パラレルでは好きに設定しつつ、どう省いてバックボーンに置いておこうか選択するのは結構楽しいです。
 もう一本別の人魚話ができるかも。それは青八木という部員はなんだか不思議だ、というようなミステリアスな系統の。そこから暴いていくうちに海中世界に誘われてしまうという妖しい感じなので、手嶋のほうが似合うかなって思いつつ、謎の人物という流れでは作れそう。
 
 海中で色が変わること。これは彼らの光量を強くすると、二年時~三年時の色変化に対応するかもっていう動機ですが、海中で行動する時、普通の人間の目で見ると光が届かないから真っ暗になっていく。でも適応したんだから明るく見えるはず。多分これはドラえもんのテキオー灯から。真っ暗だと動けないし人魚だって生活できないですよね。じゃあ見えてるはずだって明るくした。しかし本来は暗い、それが明るく見えるということは、地上とは色が変わるということだ。ってことにしました。
 
 海中らしい色が見えないものだから、手嶋は空を飛んでるようだと思うし、浮いて移動するのが面白いなんて言う。ヒトからしたら当たり前の面白さなんだけど、人魚にはそれはわからない。
 
 あと何があったかな。海港とか空間ゲートとか空間都市とか、それっぽい用語なだけです。空間都市はヒトから守るために神が用意したのだけど、人魚の間では国生み神話になってます。
 
 足の骨が二対なのもヒトと近いから。全く書いてませんが海中世界では上の服は着せてるつもりでした。そこそこ流行もあります。青八木は陸に上がる服を用意してるので、わりと着ないで上がってきてました。もちろんバッグもあります。手持ちの場合は流体力学にそった形の。すべて泳ぐ邪魔にならない形をしてます。まあヘルメットみたいなもんでw
 
 人魚会館を用意できた時には、ああ!と全部繋がりました。完全に宗教施設でしたw ここまで来ればもうあとはなんにも考えずに進められるっていう、大事な場所でした。ヒトとの交流を求めてるのだから、ヒト社会に溶け込んでる人魚たちがいるの当たり前だし、そのサポートもされてるだろうと。チャリを岩陰に隠すのも限界があるって思ってたのも解決したし、人魚って教団だったんだっていう面白さ。
 
 いや、この話は舞台設定するのがほんと楽しかったです。ほとんど連想ですけども、舞台の都合で決まる話って感じが強かった。
 
 パロ的に要素を持ってくることが好きなので、使ったのは、神の知恵=神様のメモ、ウロコ=小さいお皿、コンビニ店長=ペダステ。裏では実は温泉好き(ペダステネタ)で、熱水噴出孔周辺に旅行に行くという娯楽がありますw 火山島なんだし周辺にいっぱいある。大体は伊豆へ。環境適応してるので害は受けません。
 
 
 さてここで、T2には大問題が発生してます。どんな環境にも対応できる体になっているので、いわばインハイみたいな夏の過酷なレースや雨天の煩わしさから解放されているという。天候による体の不調が一切起こらないので、もしもレースに出たならかなり有利でしょうw
 
 恋愛物として設定した結果、丈夫な選手が二人生まれました。しかもチャリ自作…!

こんな感じに設定が色々ありますが、つつくとこあるんだろうなあ…w できるだけ整合性とっていきたいけど一人では不十分でしょうね。